つれづれお多福日記

しがない社会人3年目女子のつれづれを語ります。

北区に帰宅

虚に文京区を歩く。ジメジメして蒸し暑い。マスクで顔はベタベタだ。
失敗ばかりの我が人生。
今日は20kgはあるキーボックスを真っ逆さまに落っことし、盛大な音で課内を驚かせてしまった。課長まで奥の小部屋から飛び出してくる始末。主任は困惑していた。先輩は悲しい笑顔で「しんどいね」と言った。幸い怪我はなかったが心はバキバキに砕けてしまった。その後は何をするにも虚で、電話のメモもおぼつかない。ノー残業デーに託けて、帰りの挨拶もそこそこにそそくさと退勤した。


つくづく、順序よく守備良く仕事が進むことなんてわたしには起こり得ない。
上手く行きすぎると途端に恐ろしくなる。必ずそのあと、倍の失敗を起こすから。


自分に自信がなくなると、なにもかも上手くいかなくなる。
わたしはあからさまに褒めて伸びるタイプだ。社会に出て知ったことだ。自分が求められる環境だと、持っている能力以上の力を発揮する。成長もする。
期待されていない、馬鹿にされている、微かでもそう感じてしまうと、一気に心が縮こまり、パフォーマンスは半分以下に下がってしまう。喋ればどもるし、手は震える。失敗ばかり起こす。
数分前の自分にビンタしてやりたい。そう思うことが度々ある。なんでこんな不安定なところに重たいものを置いたかな…。冷静に考えればすぐわかることなのに。失敗した自分は惨めで恥ずかしい。誰にも見えない姿になってそっと世界から消えてしまいたい。
今日もそんな思いで、南北線に乗り、帰宅する。